知人から、東京のおしゃれスポット・南青山で買ったというお菓子をお土産に頂きました。

そのお土産の包装が、何と言うか、目立たないながらもさり気なく洗練されていて、さすが南青山だな、と思いました。

それと同時に、その包装を見て、ビジネス的な観点から「なるほどな~」と一人うなずくところがありました。

今回は、そんなちょっとした気付きについて、お話しさせていただきたいと思います。

南青山のお菓子屋さんの洗練された包装

そのお菓子は、店名のロゴシールが貼られた可愛らしい箱に入っており、その箱はさらに、ちょうどすっぽり収まるサイズの、これまた洒落た感じのシンプルなバッグに入っていました。

そのバッグの内側の最上部にタグが付いていて、やはり店名のロゴが印刷されていました。

そういう流行には非常に疎いのですが、それを見た時、「南青山の店だし、きっとブランドみたいな扱いなんだろうな」と思いました。

箱もバッグも、とても洗練されており、特にバッグはわざわざ店のロゴ入りのタグが誂えられており、普通に考えたら、お金を取っていいレベルの包装だな、なんてことをぼんやりと思いました。

お土産でしたので、渡してくれた知人に値段は聞きませんでしたが、結構高いお菓子だとのこと。

中身のお菓子を見ると、個包装も、本体の姿も、やはり洗練されており、味もよく、素晴らしい土産物でした。

後で価格を調べてみると、なるほど、結構な高級菓子でした。

店のサイトには、店舗の外観写真があって、確かにユニークで、一度見たら忘れられないインパクトがありました。

しかも、その店には、休憩スペースがあって、お茶とそのお菓子を1個無料でサービスしてくれるらしいことも分かりました。

もし箱もバッグもなかったら?

私はそのお菓子を頬張りながら、

「このお菓子、もし箱もバッグもなくて、南青山にあんな難しそうな店舗を構えてなくて、お菓子とお茶をサービスするのでなければ、もっとずっと安かったんだろうな」

なんてことを思いました。

例えばそのお菓子が2000円で売られていたとして、お菓子そのもの値段はきっと、もっとずっと安かったでしょう。

でも食べ物の値段なんて、あってないようなものですから、何とでも言えます。

1500円と言っても、1000円と言ってもいいのです。

たとえば、もしこの店が、

「お菓子は1500円です。この箱は200円、このバッグは300円で、合計2000円です」

なんてことを言ってしまったら、かなりの人が「お菓子だけにしろ!そんな過剰包装はいらない!」と反応したでしょう。

そうではなく、

「お菓子は2000円です。この箱とバッグに関してはサービスです。お代はいただきません」

と言われれば、多くの人は「気前がいいね」と思いながら、喜んでその箱とバッグに包装してもらって持ち帰るでしょうし、実際にそうなっているわけです。

さて、両者を比べると、金品という点では、まったく同じ取引きです。

しかし、まったく違うのは、「顧客満足度」です。明らかに後者の方が、顧客満足度は高いのです。

店はまったく同じ「モノ」を、まったく同じ価格で提供しているにも関わらず、それを受け取る客の側の満足度には、天と地ほどの開きが生じてしまっているのです。

顧客満足度とオマケ

この差はどこでついてしまったのでしょうか?

それは、明らかに、箱とバッグの扱いにあります。この箱にしてもバッグにしても、なければないで構わないのです。

しかし、もらえるのであれば、ちょっと嬉しい。

そんな絶妙な存在感を持っているのが、この箱とバッグなのです。

その絶妙さは、「タダだと嬉しいが、別にお金を払ってまで欲しくはない」という感覚に言い換えられます。

そのような位置づけにあるものは、ちょっとでもお金を取ろうとすると、猛烈な反発を食らいますが、「タダであげるよ」と言えば、とても喜ばれます。

客というものは、「無料」という言葉に、実に弱いのです。

この例をちょっと変えて、

  • 前者を単に「このお菓子は1500円です」(箱もバッグも無しで)
  • 後者をそのまま「このお菓子は2000円で、箱とバッグはオマケです」

として比較しても、似たような結果になるはずです。

前者は値引き、後者はオマケによるサービスですね。

実際、一般に消費者というものは、「○○%オフ」という言葉よりも、「○○と△△も無料でお付けします」という「無料のオマケ」の方をずっとありがたがることが知られています。

値下げよりも、「オマケ」の方をありがたがる。

さらに言うと、箱やバッグだけでなく、上に述べた南青山という立地、著名な建築家によるユニークな店舗空間、そして文字通りのお茶とお菓子の無料サービス、こういった物すべてが、この店の「オマケ」になっていると言えます。

こういう「オマケ、無料サービスの総体」に、客たちは満足し、喜んで「高級菓子」に、高めのお金を落としていくわけです。

こういう「サービスの総体」が「ブランド」を形作り、お客はそのブランドにお金をたくさん払ってくれるのだということです。

南青山のお菓子屋さんから学ぶアフィリエイト

ネットビジネス、アフィリエイトでも、まったく同じことが成り立ちます。

情報商材の値引きは無闇にするべきではない、と言われますが、その理由の一端はここにあります。

実際、インフォトップなどに行って、いろんな情報商材のセールスレターを見るとわかると思いますが、値引きを売りにしているものは、めったに見かけません。

(○万円としたいところですが、△万円で提供します、という口先だけのものではなく、一回設定した価格を、本当に値下げしている例のことです)

それよりも、値段は下げず、これでもか、というくらいに特典を充実させているのが通例です。

アフィリエイターにも、使えるかどうかも分からない特典を付けまくって売ろうとする人が多いですよね。

でも一番の特典は、やはり何と言ってもそのアフィリエイターの「ブランド」だと思います。

「サービスの総体」と言い換えてもいいですね。

ですから、(それこそ箱やバッグのような)特典を頑張って作るのも、もちろん結構ですが、勉強して実践して実力を身に付けて、客の大いなる助けや支えになる、ということが、一番の特典だということです。

ネット上だろうが、南青山だろうが、ビジネスの手法やその本質には、何ら変わりはない、という話でした。

ちなみに、私のブログやメルマガでは、そういうネットビジネス、アフィリエイトに欠かせない、大事な本質、考え方についての情報を発信しています。

興味があれば、ぜひご参考になさってください。

それでは。

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